私のログ

多分明日も生きてる

兄への何か

いやなこと

すきだった居場所

もう変わってしまって、

それはこの先変わらない

 

なにもかも

永遠ではないことを知るのは何度目だろう

きみがすきで

きみにはすきなひとがいて

普通の幸せを目指してく

よかった

よかったね、おめでとう

玄関に並んだ知らないサンダル

掃除された部屋

聞こえてくるあまいこえ

なにもかも

諦めたくなるようなおもい

かなしい、さみしい

けれどしようがない

よろこばなければ

困らせてしまうだけだ

 

あの手の感触を覚えている

不器用な温もりを思い出す

頭に乗せられた重みが心地よかった

でも

「今度、婚姻届持ってくるんだって」

そうやって嬉しそうに微笑む母の顔に

もう、戻らないのだと、遠くおもった。

 

君の鮮やかな未来に絶望している私は一体、

何を望んでいるというのだろう

1日

もうめんどくさくなってしまった

面倒くさくないように生きたいから

仕事を辞めたかった

辞めて、そのままダラダラ過ごしていたかった

時間に追われることなく

永遠のように夕日を眺めていたりなどしたかった

おなかがいたい

人の言葉を読んで涙があふれる

わたしもそうだ、そうありたい、そう思いたい

どれも正しい気はしないが

それ以上考えることもしない

仕事めんどくさいな

周りは優しい

丁寧に教えてくれるし、手間のかかるわたしに文句一つ言わない

お菓子をくれたり、よく話しかけてもくれる

仕事も嫌じゃない

新しいことを学べるのは楽しい

ただ、それ以上に優先したいものがある

そしてそれは、とても褒められたようなものではないということ

 

絵を描きたかった

ゲームを進めたかった

観たいアニメや動画の続きがあった

タイムラインに流れる上手な漫画をもっと見たかった

 

今日出来たはずのことも

もうずっと、出来ていない

 

何もしたくない

ただ何も考えずに眠りたい

 

明日がこないでほしい

こんな思いで眠るしかない夜を

私は早く、明かさなければならない

 

おなかがいたい

かえりたい

くるしい

 

どうにもならない

この世は怠惰を許さない

 

空を眺めて過ごすだけの権利は

わたしにはない

 

目覚ましの音が思い出せない

何も思い出したくない

 

帰りがけの空が綺麗だった

ずっと、見ていたかった

 

靴ズレが痛い日だった

 

明日は金曜日だ

そしたらまた、月曜日がくる。

敵前逃亡

ひとりでいい

離れていく痛みに、また泣くくらいなら

最初から手を伸ばしたりなんかしないよ

 


握られた手をいつまでも握り返せなかったら、

次第に、ゆっくりと振りほどかれた。

当然だ

誰だって返ってくることを期待して、望むだろう。

反応を示さない手に愛想を尽かすのは何もおかしくない

 

でも互いに想い合って、夢を描いて、幸せを探して。

そんな思い出が付き纏う痛みにはもううんざりだった

 

人が人を信じて、わかり合うなんて

もう信じたくない

 

わたしは君が大切だ

ずっと隣に居たい

でもこの想いは、君に伝えるつもりはない

 

だから手を握ることもない

握った手を君が握り返してくれたとしても、

いつか私から手を離してしまうことをとめられないなら

私は君に、何も望まない。

おはようを消したい

睡眠時間の少ない私は、いつでも目の下に大きな隈をこさえていて、それを病的な何かだと思い触れない人や、気に留めない人、気味が悪いと影で噂したりする人もいます。

別に精神的な病を患っている気は毛頭ありませんが、私の悪い癖だとだけ言っておきましょう。

自分にとって都合の悪いことが起こると分かっている時、明日が怖くなりませんか。

夜が来て、眠ったら日が昇って、今日になってしまう。眠ってしまえば朝になるまで、あっという間です。誰もが睡眠に対して6、7時間、ただじっとしていたなんていう感覚はないでしょう。今日という日を少しでも伸ばして明日を遠ざけようとする私なりの抵抗が、「眠らない」という行動でした。

しかし、初めから分かっていました。いくら今日を伸ばしたところで日は昇り、今日は私を照らし、古い今日を消化していくことを。毎日カーテンの隙間から覗く朝日と、澄んだ空が私をどうしようもなく現実に引き戻すのです。そこに「悲しい」なんて感情はありません。私がいつも感じていたのは、自分に対する呆れでした。睡眠時間を削って、叶うことがない幻想を理解していながらも追い求め、わざわざ自身の行動効率を落とすなんて微塵も利にもならないことをなぜ繰り返しているんだと。叱責とも言えるでしょうか。

きっと私は心がないのではなく、弱いのでしょう。(だからこそ、私も見つけられない場所に置いてくることで守っていたのだけれども)

これを私なりの心の芽生えだとするならば、どう大切にしていけば良いのか私にはわかりません。何処かへ追いやることでしか守る術を知らない私は、これからも睡眠時間を削りながら明日への恐怖に怯え続けなければならないのでしょうか。今は昔ほど酷くはないものの、夜のまま永遠に朝日が昇らない幻想を今でもまだ、ひとりの暗い闇に描いたままです。

ありがとう、私もよ

   私の親友を自称する彼女が「私、美人って言われるの」と、確かに私よりも整っているように見える顔に微笑みを浮かべて、何でもない食事中に言うのに対して正しく答えを導き出せるようになったのは最近のことでもありません。その言葉や挙動から、私が彼女に返す相槌は既に決まっていて、「そうね、とても美人だもの」といつものように望まれるまま機械的に微笑むのみです。

その後に続く「でも私は肌が黒いじゃない?肌が白い方が素敵に見えるんですって。その点、あなたはとても肌が白いわね」なんて言葉に怒りを覚えることも、劣等感を抱くことも、呆れすらも感じることはなく、「肌の色も含めて美人に見えるわ」とただひたすらに望まれた相槌を微笑みながら返すだけです。そこに何の感情もないことは、彼女が気づいていてもそうでなくても、どうでも良いことです。この場において必要なのは、聞いて、承認して、肯定することのみであり、それ以外の感情を抱くことは意味のない事だと正しく理解していました。

ビジネスの場でもない、単なる友人との食事で何故そんなことをしているのか聞かれても、私もわかりません。そもそもに彼女と楽しく会話をするなんてことは出来ないのだと幾度となく繰り返された同じ場面で学びました。

ただ、彼女にとって私は親友であり、生きがいのひとつであり、私が身近に存在していることが彼女の幸福の絶対条件であるらしいのです。そして同時にこれらを維持し続けることが、過去に彼女の「私の親友になって」という言葉へ軽率に頷いてしまった私の罪であり義務であり果たすべき責任だと思う他ありません。

しかし、彼女の話を聞く限り、彼女が必要としているのは限定的に私ではなく、同じように肯定してくれる人物のようでした。一刻も早く彼女の前にそんな素敵な方が現れることを祈りながら、「あなたという人が大好き。あなたがいればそれでいい」と謳う彼女の言葉に彼女が望む最適解を叩きつけます。