灰色の空

あした晴天なら

ペンギン

どうせ人間や人生なんか面倒くさいものであるのだから、どうせやるならとことん面倒くさいことをしよう

たくさん経験をするべきです。そしてたくさん知識をつけるべきです。経験と知識がなければ想像ができないでしょう、想像が出来ないということは人の気持ちもわかりやしないのです。だからたくさん努力をするべきです。その方がよっぽど社会で必要とされますよ。

面倒くさいなあと、そういう顔をする人より。

 

ゆっくりと、重く、積まれていく言葉

沈黙だけが耳に残る広い部屋で、100人近くが、そう言い放った指導者を見つめていた

 

たった一度の人生です

ゲームで、生真面目に攻略だけする人もいれば、時に好きなことをしてゲームオーバーを望む人もいるでしょう

好きなことだけをして、生きてみる経験もまたその人の人生です

一回しかチャンスがないのなら、その一回を真面目に成し得ることが幸せだという人と、不真面目でも楽しく成し得ることが幸せだという人、どちらも大きく見れば何も間違ってはいないのでしょう

 

きっと指導者は、私たちをより"善い"方へ連れて行きたいのです

年季が違う分、それをよく知っているから。

私たちが手を引いても、ちっとも動かないものですから、納得させようと必死に話をしてくれているのです

 

私は複雑です

先の見えない暗闇に手を引かれて「こっちが良いよ」なんて根拠があってもなくても立ち止まってしまうものです。

ペンギンのように、誰かが先に行ってくれるまで動かない私は誰か先に行ってどうにか照らしてきてくれよと思ってしまうのです。

卑怯でしょうか。

いいえ、誰でもそんなものなのでしょう。