灰色の空

あした晴天なら

好きなこと

2年前から、暇を持て余すばかりだった私の生活が常人よりも遥かに忙しいものになってしまいました。充実感や絶望、嘆いたり病んだり、ほんとうに忙しいのです。

そんな日々の中に、私の好きなものは置いてけぼりにされてしまったようでした。

久々にしっかりとペンを握っても、前は勝手に動いた手が何の反応も示さないのです。どうしたものかと無理やりガリガリと描いてみても、私の絵はこんなものだったかと、違和感に思わずノートを閉じてしまいます。

好きなことに不快感を覚えたのは初めてでした。

私は何が好きだったんだろうと思い返しても中々浮かんではきませんし、嫌いなことを辿る方がよっぽど簡単です。当然のことなのかもしれませんが、私には異質な感覚に違いはありません。

私の好きな何かはどこかへ忘れてきてしまったようです。

ノートに描いた私の絵を、勢いに任せ、怒りをのせた黒塗りにすれば

嫌いな何かを、不快感を、拭えないでしょうか。