灰色の空

あした晴天なら

勉強ランナー

どちらかというと勉強が嫌いです。 昔は勉強なんてしても出来ないからやらないんだと鼻の穴を広げて、しかし教科書はランドセルや通学カバンに閉じたままのよくいる困った子どもでした。 それでもそれなりの点数で器用にやり過ごしてきたのは何となく培われ…

君、

私が見てきたのは、いつも寂しい背中。 私が気にかけてきたのは、いつも悲しい表情。 私が救いたかったのは、いつもの笑顔。 私が誰かの為に泣いてしまったのは、君が初めて。 私が何度目かの涙を流した後に君が、 「私、辞めないことにしたの。だから、一緒…

救えない

あなたはもし、大切な友人が、私や皆と同じ道を行くことが苦しくなって「もう一緒に行けない」と言ったら、 どうしますか。 毎日、目の周りを真っ赤に腫らし、悲しそうに垂れていて私に何か話す度に充血を悪化させて涙ぐんで鼻をすするのです。 最近は食欲が…

才能の活かし方

私には、他の人より少しだけ力がある それは握力とか物理的なものじゃなくて、要は"器用"だとか言われるもの 昔からそう言われてきたし、自分でも何となくは理解していた 他の人より、柔軟に対応できるってことなんだろうなって。 ただそれは、歳を重ねるご…

先輩

日々終わっていく青春の1ページ 今しかない小さく、大いなる幸せの中から 私は一体何を貰えるのだろう。 幸せの片隅にいつもいた、 優しい言葉と笑顔のあなたに 最後の日、私は何を言えるのだろう。 たくさんの感謝を抱えて、 残り2ヶ月 それまで、少しでも…

ペンギン

どうせ人間や人生なんか面倒くさいものであるのだから、どうせやるならとことん面倒くさいことをしよう たくさん経験をするべきです。そしてたくさん知識をつけるべきです。経験と知識がなければ想像ができないでしょう、想像が出来ないということは人の気持…

絆創膏

大きな駅の階段で、何事もない日々の中で、 私は大きく転倒しました。 とても、恥ずかしかったです。 後ろに知人がいたかもしれないと咄嗟に頭に過ぎり、さあっと血が降りていくのを感じました。 それを振り返る勇気もなく、電車に逃げるように乗るのですが…

umbrella

雨の音がぱたぱたと窓を叩く音だけが、静かなリビングルームで鳴っています。 日付を跨いでも尚、目を覚ましたままなのを昔のわたしこそ、何とも思っていなかったのでしょう。今は"明日起きられるかな"、なんて自立した証拠でしょうか。 ああ、いけません。…

好きなこと

2年前から、暇を持て余すばかりだった私の生活が常人よりも遥かに忙しいものになってしまいました。充実感や絶望、嘆いたり病んだり、ほんとうに忙しいのです。 そんな日々の中に、私の好きなものは置いてけぼりにされてしまったようでした。 久々にしっかり…

ユリの花

死にたいと思ったことはありますか。 飛び降りたり、切ったり、溺れたり そんなことを想像したことは? 私はあります。 ええ、何度も、何度も 身内の棺を見る度にそう思っていました 黒いハンカチを握り締め、骨になった姿に泣き崩れる親戚を、私の時もこん…

ともだち

「大丈夫だよ〜」 へら、と間抜けな顔を見せる友人が私には耐えられないほど悲しく見えた 何で大丈夫なの、と口を開きかけて、彼女がにこりと笑うから何も出なかった 奥歯がギシ、と音を立てた私の酷い顔を見て「優しいねえ」なんて。 「ばか」 そう言ってや…

通勤ラッシュ

毎朝、7:30ごろの電車に乗って通学するのですが、平日はなかなかに混み合っている時間帯でして学生の私は今日も汗をかいて眉間にシワを寄せたサラリーマンにぎゅうぎゅうと潰されています。 別にそれに文句を言おうとは思わないのですが、あまりいい気分では…

天国地獄

わかりきった天国よりも地獄の先に何があるのか それが気になってしまって何もないかもしれないという不安を泣いて誤魔化しながら わたしはその先を祈りながら進むのです。 途中で引き返し、天国へ行くことも出来ましょう なぜわたしは地獄を選ぶのでしょう…

涙腺大崩壊

私が声を出して、人の前で涙を見せないのは 泣くのが嫌だから どうして泣くのが嫌なのかというと ひとりで泣くのが嫌だから それはつまり一緒に泣いてくれる人がいないから ひとりで嗚咽交じりに泣いたとき 私は悲しいと思った 涙の理由の中に、その感情があ…

ヒーロー

やりかたったことが、やりたくないことに変わった 何故やりたいと口にしてあんなにも努力したのか、過去の自分にそれはそれはもう泣かせるくらいにまで問い詰めてやりたい まあ、結局のところ私はそれが好きなわけではなかったのだろう 自分の高くなってしま…

灰色の空

例えば、あなたを深く理解できたとして 私に何ができるのかというと、それは意外と多くありません。 それは、空が何故青いのかを理解するのと大した差はないからです。 眺めるだけ、憧れるだけ。 いくら手を伸ばしたところで空へ手が届くわけではなくて、何…