灰色の空

あした晴天なら

泣く権利

「泣いているからといって、 心配してもらえるとは限らない。」 いつからだろう、 そんな冷たいことを考えるようになったのは 泣くのが嫌いだったのは幼少の頃からだった どこかでそんな不安を抱えていたのではないかと、 「泣かないでくれる?」 母が放った…

ホームシック

死にたいって思うたび 頭にちらつく君の顔で 涙が止まらない 諦めようと思うたび 頑張ろうって君との約束が 容赦なく首を絞める それが凶器だと思わせたくなくて 何でもないよ、と言いたいのに そんな言葉すら言うこともできない 死にたい原因から無理矢理逃…

中途半端者

何をやっても中途半端 途中で投げ出したり、続いてもある程度までいったら満足。 だからたくさんの仲間をもって、後輩ができて、本気でやろうと志した時 褒められるのは私が最初で、 置いてかれるのも私が最初。 苦しくって、いつもみたいに投げ出したいけど…

すべてを投げ出したくて、 誰かの不幸も涙も、本当のところ関係がないから親身になって聞けただけで優しいわけじゃないし、太平洋のような広い心を持って誰とも接せることが出来たのも何処か諦観が強く根付いていたからだった。 向かってくる電車の顔を見て…

焼却日記

私が書き記した幾多の日々を、いつか燃やせる日が来ないかとおもうのです。 削除するにはあまりに思入れが強く、いっそのこと火にかけて炭になれば私も未練が残らないのではないだろうかと、我ながら馬鹿げたようですが、残念なことに大真面目です。 手で掴…

勉強ランナー

どちらかというと勉強が嫌いです。 昔は勉強なんてしても出来ないからやらないんだと鼻の穴を広げて、しかし教科書はランドセルや通学カバンに閉じたままのよくいる困った子どもでした。 それでもそれなりの点数で器用にやり過ごしてきたのは何となく培われ…

君、

私が見てきたのは、いつも寂しい背中。 私が気にかけてきたのは、いつも悲しい表情。 私が救いたかったのは、いつもの笑顔。 私が誰かの為に泣いてしまったのは、君が初めて。 私が何度目かの涙を流した後に君が、 「私、辞めないことにしたの。だから、一緒…

救えない

あなたはもし、大切な友人が、私や皆と同じ道を行くことが苦しくなって「もう一緒に行けない」と言ったら、 どうしますか。 毎日、目の周りを真っ赤に腫らし、悲しそうに垂れていて私に何か話す度に充血を悪化させて涙ぐんで鼻をすするのです。 最近は食欲が…

才能の活かし方

私には、他の人より少しだけ力がある それは握力とか物理的なものじゃなくて、要は"器用"だとか言われるもの 昔からそう言われてきたし、自分でも何となくは理解していた 他の人より、柔軟に対応できるってことなんだろうなって。 ただそれは、歳を重ねるご…

ペンギン

どうせ人間や人生なんか面倒くさいものであるのだから、どうせやるならとことん面倒くさいことをしよう たくさん経験をするべきです。そしてたくさん知識をつけるべきです。経験と知識がなければ想像ができないでしょう、想像が出来ないということは人の気持…

絆創膏

大きな駅の階段で、何事もない日々の中で、 私は大きく転倒しました。 とても、恥ずかしかったです。 後ろに知人がいたかもしれないと咄嗟に頭に過ぎり、さあっと血が降りていくのを感じました。 それを振り返る勇気もなく、電車に逃げるように乗るのですが…

umbrella

雨の音がぱたぱたと窓を叩く音だけが、静かなリビングルームで鳴っています。 日付を跨いでも尚、目を覚ましたままなのを昔のわたしこそ、何とも思っていなかったのでしょう。今は"明日起きられるかな"、なんて自立した証拠でしょうか。 ああ、いけません。…

好きなこと

2年前から、暇を持て余すばかりだった私の生活が常人よりも遥かに忙しいものになってしまいました。充実感や絶望、嘆いたり病んだり、ほんとうに忙しいのです。 そんな日々の中に、私の好きなものは置いてけぼりにされてしまったようでした。 久々にしっかり…

友達

「大丈夫だよ〜」 へら、と間抜けな顔を見せる友人が私には耐えられないほど悲しく見えた 何で大丈夫なの、と口を開きかけて、彼女がにこりと笑うから何も出なかった 奥歯がギシ、と音を立てた私の酷い顔を見て「優しいねえ」なんて。 「ばか」 そう言ってや…

天獄

わかりきった天国よりも地獄の先に何があるのか それが気になってしまって何もないかもしれないという不安を泣いて誤魔化しながら わたしはその先を祈りながら進むのです。 途中で引き返し、天国へ行くことも出来ましょう なぜわたしは地獄を選ぶのでしょう…

泣かない人

私が声を出して、人の前で涙を見せないのは 泣くのが嫌だから どうして泣くのが嫌なのかというと ひとりで泣くのが嫌だから それはつまり一緒に泣いてくれる人がいないから ひとりで嗚咽交じりに泣いたとき 私は悲しいと思った 涙の理由の中に、その感情があ…

ヒーロー

やりかたったことが、やりたくないことに変わった 何故やりたいと口にしてあんなにも努力したのか、過去の自分にそれはそれはもう泣かせるくらいにまで問い詰めてやりたい まあ、結局のところ私はそれが好きなわけではなかったのだろう 自分の高くなってしま…

灰色の空

例えば、あなたを深く理解できたとして 私に何ができるのかというと、それは意外と多くありません。 それは、空が何故青いのかを理解するのと大した差はないからです。 眺めるだけ、憧れるだけ。 いくら手を伸ばしたところで空へ手が届くわけではなくて、何…